(架空鉄道)東都グループ各社・運賃改定のご案内

東京都心急行電鉄架空会社(本社:神奈川県横浜市)、名阪鉄道架空会社(本社:京都府京都市)、筑州鉄道架空会社(本社:福岡県福岡市)の三社(以下、三社)は本日、2023年11月18日(土)の実施に向けて、国土交通大臣宛に鉄道旅客運賃の変更認可申請を行いました。 

三社ではホームドア設置などのバリアフリー設備の導入などを進め、またそれらを適切に維持管理することが、今後の経営、及びお客様へ安全・安心・快適にご利用いただける鉄道サービスを提供するために必要であると判断しました。今回の運賃改定は、その一部をお客様に肩代わりしていただく形になります。

今回の運賃改定にあたっては、ワンマン化の推進などによる固定費削減や業務効率化などあらゆる経営努力を徹底するとともに、社員及びお客様の幸せを決して蔑ろにすることがないように努めてまいりますので、何卒ご理解の程、宜しくお願いいたします。


<主な改定内容>

①普通旅客運賃

・概ね1.16倍程度の運賃改定を実施します。

・ICカードご利用の場合に適用されるIC運賃を導入します。

・IC運賃の場合、100km以内のご利用であれば小児運賃を一律50円とします。

・東京国際航空便のご利用で、三社間を通しの運賃で計算する「鉄道航空連絡乗車券」については廃止し、代わりに東京国際航空での登録が完了しているMaChiCaを利用して同日内に乗り継ぎした場合に、2社目が2割引となる特例措置を導入します。

   例)溝ノ口駅→御幣島駅を羽田空港~伊丹空港で東京国際航空を利用して連絡する場合の鉄道運賃

   改定前:東都電車区間と名阪電車区間の合計28.7kmと加算運賃の合計の340円

   改定後:東都電車区間の18.8kmに対する普通運賃と加算運賃の合計292円と名阪電車区間の9.9kmに対する198円の2割引である158円の合計450円

改正前運賃表

改正後運賃表


(その他の規則については以下の通りになります)

【加算運賃】

<東都電車>

・羽田空港線の蒲田〜羽田空港第1・第2ターミナル間の駅〜他の東都線の駅までのきっぷについて

改定前:80円(小児40円)加算

改定後:50円(小児30円)加算

・成田空港線の空港第2ビルと成田空港の2駅〜他の東都線の駅までのきっぷについて

改定前:150円(小児70円)加算

改定後:変更なし

 

<名阪鉄道>

・関西空港線の大阪梅田~天王寺をご利用の場合

(区間内相互発着)

改定前:50円(小児30円)加算

改定後:変更なし

(区間外との相互発着)

改定前:110円(小児60円)加算

改定後:80円(小児40円)加算

 

<鳴門うみかぜ鉄道・鍋島朝倉電鉄>

・線内完結の場合

改定前:40円(小児20円)加算

改定後:変更なし

・直通して利用する場合

改定前:80円(小児40円)加算

改定後:60円(小児30円)加算

 

【運賃計算の特例】

<主要三社共通>

改定前:羽田空港第3・第4ターミナル駅、成田空港〈成田第一ターミナル〉駅、中部国際空港駅、大阪空港駅、関西空港駅、福岡空港国内線ターミナル駅の2駅間を東京国際航空国内線で連絡する場合は、鉄道区間の運賃は利用した鉄道の合計距離に応じた運賃で計算する、通過連絡運輸を適用します。

改定後:上記規定は廃止します。

 

なお以下の特例はIC運賃・きっぷ運賃ともに変更がありませんので、原文を掲載します。

<東都電車>

・特急スカイコネクト号をご利用で羽田空港方面から成田空港方面へ向かう場合(あるいはその逆)は、品川〜渋谷間の折り返し乗車が認められます。運賃計算は羽田空港〜品川〜成田空港の距離を利用します。

・松谷線の池袋~恵比寿間各駅と大横線の菊名~横浜間の各駅の相互発着でご利用の場合は片道300円(こども150円)の特例運賃を適用します。

・東都電車と若急線の相互間を移動する場合は合計の運賃から100円を割引します。

・渋谷、豊洲、南八幡の各駅を若急線で連絡し、東都電車の各駅間を移動する場合は東都電車の区間の運賃は前後の距離の合計で計算する、通過連絡運輸を適用します。

 

<名阪鉄道>

・空港線の鳴海〜常滑間各駅と中部国際空港駅の相互間で発着でご利用の場合は運賃は一律310円(小児160円)となります。

・名阪本線の祇園四条~上鳥羽間各駅と大阪梅田駅の相互間で発着でご利用の場合は片道450円(こども220円)の特例運賃を適用します。

 

【学生割引】

証明書を提示して事前に乗車券を購入してご利用される場合、普通運賃から2割引いたします。


②特急料金

・一律で30円(小児20円)を加算します。

・一部区間で特定区間運賃を導入し、短距離利用ではお安くご利用いただけるようになります。

・グラナート車両は一律200円の追加料金となり、特定区間運賃は適用しません。

改定前

改定前の追加料金

【特急列車Sクラス追加料金】

一律800円(小児500円。ご利用には料金種別に応じた特急券も必要となります)

 

【特急列車Sコンパートメント料金】

一律2400円(最大4名でご利用いただけます。ご利用には人数分に応じた特急券も必要となります)

 

【特急列車特別料金】

グラナート車両を使用して運行される特急(おおとりグラナートなど)は、使用する座席に応じた運賃の他に以下の料金がかかります。

50km未満:100円(小児50円)

51km以上100km未満:200円(小児100円)

100km以上:400円(小児200円)

改定後

改定後の追加料金


特定区間運賃が適用される特定区間は以下の通りとなります。

<東都電車>

・大宮~渋谷間

・池袋~横浜・羽田空港間

・上田~長野間

<名阪鉄道>

・京都~天王寺間

 

なお以下の特例はIC運賃・きっぷ運賃ともに変更がありませんので、原文を掲載します。

 

【特急列車ご利用時の特定運賃】

・成田空港特定特急運賃

東京エリア(池袋・新宿・渋谷・品川・羽田空港各駅)~成田空港各駅で特急「スカイコネクト」をご利用の場合は、運賃と特急券合計で2000円(小児1000円)でご利用いただけます。Sクラスご利用の場合は別途Sクラス料金が必要です。

 

・東京長野間特定特急運賃

東京エリア〜長野間で特急「おおとり」をご利用の場合は、運賃と特急券合計で5000円(小児2500円)でご利用いただけます。Sクラスご利用の場合は別途Sクラス料金が必要です。また、特急「おおとりグラナート」をご利用の場合は、加算運賃がかかります。

 

・名古屋大阪間特定特急運賃

名古屋エリア~大阪エリアで特急「やましろ」「スーパーやましろ」をご利用の場合は運賃と特急券合計で4000円(小児2000円)でご利用いただけます。Sクラスご利用の場合は別途Sクラス料金が必要です。

 

・大阪徳島間特定特急運賃

大阪梅田駅~徳島駅で特急「いざなぎ」をご利用の場合は運賃と特急券合計で3000円(小児1500円)でご利用いただけます。

 

・大阪高松間特定特急運賃

大阪梅田駅~徳島駅で特急「いざなぎ」をご利用の場合は運賃と特急券合計で4000円(小児2000円)でご利用いただけます。


③ライナー券・指定席券

・指定席券は大人は10円加算し、小児は据え置きとなります。

・事前料金と社内料金の適用を開始します。

・ライナー券を指定席券に統合し、小児運賃を導入します。

・SL列車の運行継続の為に、SL列車の指定席料金は200円加算となります。

改定前

【ライナー料金】

一律380円(ライナーには小児運賃はありません)

ライナーは乗車する列車のみの指定で、座席の指定はありません。

 

【指定席料金】

一律380円(小児200円。なお特急券は指定席料金込みの料金となっています)

東都電車・名阪鉄道の快速急行の9号車と、筑州鉄道特急の5・6号車、一部の臨時急行列車には指定席があります。

なお、SL列車の指定席料金は750円(小児370円)となります。

改定後

東都電車・名阪鉄道の快速急行の9号車と、筑州鉄道特急の5・6号車、一部の臨時急行列車には指定席があります。

なお、SL列車の指定席料金は950円(小児500円)となります。



(3)旅客運賃改定に伴う乗車券などの取り扱い

①旅客運賃改定日前までに発売する各種乗車券・特急券・指定席券は、旅客運賃改定日以降にご利用する場合であっても、改定前の旅客運賃でお買い求めいただけます。 また、旅客運賃改定日以降であっても、その有効期間内は、その有効区間内の別途運賃をお支払いいただくことなくご乗車いただけます。

②旅客運賃改定日前にお買い求めいただいた定期乗車券などで、有効区間外への乗越しなどにより追加で旅客運賃をお支払いいただく場合は、改定後の旅客運賃をもとに計算し、差額をお支払いいただきます。

以上